何度でも見たくなるエンターテインメント映画『アルマゲドン』
この映画を初めて見たのは、京都から北海道へ向かうフェリーの中でした。
フェリーの中では2回泊まります。2泊3日のフェリーの旅。そこには夢のような世界が広がっていました。
フェリーの中には映画が見られる大きなホールがありました。広々とした立派なお風呂がありました。おいしい料理がいただける豪華なレストランがありました。
今までに経験したことのないものばかり。
そして何より素晴らしかったのは、フェリーのデッキに寝転んでビールを飲みながら眺める壮大な海の景色!
こんなにゆったりとした時間を過ごしたのは、初めてかもしれない。
そんなのんびりとした時間を過ごしながら何をしようかと思っていたら、小さな個室でビデオを観られるというサービスがありました。
ではさっそくと思い、そんなに期待する訳でもなく、何のビデオを見ようかと悩んでいると、一つのビデオに目が留まりました。それが『アルマゲドン』です。
ケースに書いてある映画の紹介を見ると面白そうだったので、それを借りて一人ブースに入り、映画を見始めました。
すると、ビックリ!! 最初からド迫力の映像が続き、これは何だ、という衝撃を受けながらどんどんと映画に引き込まれていきます。
巨大な小惑星が地球に衝突するかもしれないという地球存亡の危機に、荒くれものの掘削職人がスペースシャトルで宇宙へ飛び立ち、その未曾有の危機に立ち向かうというとんでもない展開に、ただただ固唾をのんで見守るばかり。
しかし、そんな状況の中で私が大いに感動したのは、それぞれの登場人物達がとてつもない困難に直面しながらも自分達の役割を必死に果たそうとする姿、そしてそこに展開される恋人との愛、そして親子の愛。
そんな人間模様が次々と交錯する中で、果たして私達の地球の運命はいかに!
そんなお話でした。
もし、まだ一度も観たことがないという方は、是非一度ご覧いただければと思います。
できれば、大きなテレビやスクリーンなどで観ると迫力満点です。あと、字幕で観るのがオススメです。好みですが。
私は一人、ブースの中で溢れる涙を抑えることもなく、号泣したことを思い出します。