大いに夢見たサクセスストーリー『ワーキング・ガール』
青春真っただ中、ドキドキ・ワクワクしながら観た映画『ワーキング・ガール』。
当時、山に囲まれた片田舎に住む私にとって、この映画はまさに別世界のお話。
ニューヨークのウォール街で、テス(メラニー・グリフィス)は夢と希望を抱きながら投資銀行という華やかな会社で働き始めたが、現実は誰からも期待されることなく、失敗ばかりが続き、出世の見込みはゼロ。
そんな主人公がふとしたきっかけからわずかなチャンスを掴み、というか強引に掴み取り、そのチャンスに必死にしがみつきながらどえらい成功へと繋げていくサクセスストーリー。
観ているこちらはハラハラドキドキでした。
こんなにチャーミングで頑張り屋さんの主人公が大きな成功を掴み取るというストーリーは本当に胸がスカッとしましたし、もしかしたら自分にもこんなチャンスがあるかもしれないと、何の根拠もない自信から夢や希望に大いに胸を膨らませたことを思い出します。
今でもこの映画を思い出すと、その頃の純粋なワクワク感も一緒に思い出します。
この映画は、そんな当時の思い出と共に、今も私の心に残る名作映画です。
公開:1988年
監督:マイク・ニコルズ
出演:メラニー・グリフィス、ハリソン・フォード、シガニー・ウィーバー、ほか
主題歌:カーリー・サイモン「Let The River Run」