以前、私がグループ旅行をした時、長時間マイクロバスに乗っていると時間を持て余すので、車中でいろいろなビデオを観ました。
そんな時、皆さんは経験あるでしょうか、いろんな方が乗っている車中でビデオを観る際、どんな映画を観るか、結構気を使いませんか?
まず、字幕での映画はNG。やっぱり日本の映画か、吹替版がいいですよね。また、観る人たちの年齢層が幅広い場合、どの世代に合わせるかは考えますよね。小さい子供に合わせるならアニメとか、年齢の高い方に合わせるなら時代劇とか。あるいは、映画の中でキスシーンやベッドシーンなどが出てくる映画はちょっと気まずいですよね。
そんなことで、車中で映画を観る場合は結構気を使います。
そんな時、以前私が車中で観た映画でおすすめな映画があったので紹介したいと思います。
それは、実話をもとにした映画、『奇跡のリンゴ』です。
『奇跡のリンゴ』 のあらすじ
この映画は、当時、絶対に不可能だと言われていた無農薬でのリンゴ栽培に挑戦し、のちに“奇跡のリンゴ”として大きな話題を集めた青森のリンゴ農家の方の実話をもとにした映画です。
しかしその道のりは壮絶で、まさに苦難の連続。数々の失敗から借金はどんどん膨らみ、周囲の方たちからも反対の声は強くなるばかり。ついには仲間たちからも敬遠され、険悪なムードは一層深まり、周囲の農家から孤立状態となってしまいます。
妻や子供たちにも辛い思いをさせ続け、まさに先の見えない生き〇〇。
そうした困難に幾度となく心が折れそうになる中、その後の展開はどうなっていくのか…。
感想とまとめ
映画では、主人公のリンゴ農家のご主人を阿部サダヲさん、奥様を菅野美穂さんが演じられています。
実際のお話からすると、その内容がとても壮絶なので、重たい映画になってもおかしくないのですが、この映画では主人公のご夫婦がコミカルに描かれていて、二人の息の合った掛け合いもあって本当に楽しく皆で観られる映画になっています。
そしてただ楽しいだけではなく、やはりその中身が事実に基づいた実話であるだけに、フィクションとは違う重みがあって、観ているこちらはハラハラドキドキ。その中で胸に迫るシーンも数多くあり、なんといってもお話の結末は本当に感動します。
そして観終わった後、とても良い映画を観たなという満足感で一杯になりますが、ふと我に返り、これって実話だったよなということを思い出し、そのすごさが一層深く味わわれ、面白いだけではなく、勇気や根気や辛抱や希望など、いろんな思いが感じられ、とても感慨深い思いがしました。
その時、車中で一緒に観ていた方々の反応もとてもよくて、時には笑い、時には涙しながら、「あの映画よかったね」という声を数多く聞きました。
もし、車中で映画を皆さんと一緒に観られるような機会があれば、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
もちろん、家でみたり、一人で観てもとても素晴らしい映画なので、おすすめですよ。